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雲揚(うんよう)は、日本海軍の軍艦。元長州藩の砲艦で江華島事件のきっかけとなった艦。 艦名の意味は「雲の高く揚がるように勢い盛んなさま」〔片桐大自『聯合艦隊軍艦銘銘伝』p190。〕。 == 艦歴 == 「鳳翔」と同じく長州藩がイギリスから購入した小型砲艦。「鳳翔」の排水量は300トン強に対し、本艦は排水量245トンで同じ大きさの木造汽船だった。明治3年1月(1870年2月)に購入し、「雲揚丸」と命名した。翌明治4年5月18日(1871年7月4日)に明治政府に献納、6月8日(1871年7月25日)に領収された。それにより兵部省所管となり、「雲揚艦」と改名された。 1874年(明治7年)には佐賀の乱鎮圧のため出動している。 1875年(明治8年)、朝鮮との外交交渉を有利に進めるために「雲揚」は5月10日に品川沖を出港、25日に釜山に到着した。9月20日より陸上砲台と交戦し、一時砲台を占領した(江華島事件)。この時の艦長は井上良馨だった。 1876年(明治9年)に萩の乱が勃発し、その鎮圧の為に回航中、10月31日に紀州阿田浦で座礁し沈没、翌年に売却された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「雲揚 (砲艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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